セットアップの記録ーその2 学校編

さすが多国籍の地域、バンクーバーの教育機関はwebが充実しており、

ほとんどの情報は Vancouver School BoardのHPで確認、書類のダウンロードもできます。

今のところ日本語の翻訳は記載されておりませんが、DRPCというカナダ国外で生まれた子供が登録する機関のページは様々な言語に翻訳されております。

 

 ・義務教育年齢

入学する年の1-12月の間に5歳になる子供から、18歳になる子供が対象で、

kindergarten, grade 1,2,…12までとなります。

kindergarten-grade5までがelementary school,grade6-8がmid school, grade 9-12がsenior schoolに該当するようです。

ただ、これは学校によって異なるかもしれません。

息子の学校はkindergartenからgrade8のmid schoolまでが同じ建物の中にあり、

elementaryとmid schoolが左右にわかれております。

 こちらの新年度は9月からはじまるので、2016年9月入学の例でいくと、

2016年1-12月の間に5歳になる子供、つまり2011年生まれの子供が2016年9月から公立学校に通学し始めます。

日本の学年でいくと、年中の9月からとなります。日本より少し、義務教育の始まりが早いですね。

・学校への登録

バンクーバーは居住地により校区が決まっており、カナダ国内でうまれた子供は校区内の学校に出生証明書、ほか必要書類を持参して登録します。

カナダならではで、French Immersionの学校もありますがその場合もまず校区の学校にてFrench Immersionの学校を希望、モンテッソーリの学校を希望、校区外の学校へ越境希望などを伝えます。これも詳しくはVancouverSchoolBoardのホームページに載っています。

そして、カナダ以外の国で生まれた全ての子供は、必ずまずDRPCという場所に登録をしにいきます。このとき、出生証明書が必要になりますので、日本からこちらに来るときに戸籍謄本を必ず持参し、日本領事館などで英訳してもらい出生証明書を発行してもらう必要があります。

領事館での出生証明書発行には約1週間かかりますので、こちらに到着したらなるべくはやく領事館に出向くことをおすすめします。

ほかには本人のパスポートのほかに保護者のビザ、パスポート、居住地の証明書(賃貸契約書、納税証明書など)も必要です。

なにが必要かは必ずDRPCのホームページで確認する必要があります。

書類漏れがあると、また後日出向く必要があり、その分登録も遅れ、学校への登録も遅れるのでここは慎重に行ったほうがよいです。

すべて書類がそろったら、DRPCに必ず子供本人も一緒に連れていかなくてはなりません。受付が8:30からなのでなるべく早くいくと待ち時間も短いです。

登録後は後日行われるAssesment Testの日程をその場で伝えられます。これは語学力、算数などの能力をみるものでできてもできなくても全く問題ありません。

これの結果によりESL(英語が母国語でない生徒が学校で受けられるサポート)が必要かをみているようです。

Assesment Testがおわり、受付内容、書類などが校区内の学校に送られ、その学校から連絡があってから、はじめて登校することができます。

だた、校区内の学校で子供の学年の定員がいっぱいの場合は、次に近い学校で空きがあるところを案内され、そちらに通うことになります。

定員は厳守で、我が子の場合ももうすぐ引っ越しする生徒がいるから待ってほしいと連絡があり、手続き完了後から1週間以上待った記憶があります。

・学校時間

恐らくどこの学校もほぼおなじと思われますが、

elementaryが 9:00−15:00、 mid schoolが 8:45−15:00で

学校開始の5分前に教室にはいることができます。

そして、日本の学校との大きな違いは recessという10:30前後に20分ほどの休み時間があることです。この休憩時間は家から持参したスナック、果物などを食べて基本的には外で遊びます。

日本の学校は1時間目、2時間目、と細かく時間割が決まっていてチャイムがなると思いますが、こちらは細かい時間割はありません。

・教育内容

カナダは州ごとにカリキュラムは決めており、バンクーバーの場合はBC州が決めています。

内容もホームページで調べられます。

カリキュラムに沿って、教員は教えますが、生徒ひとりひとりに教科書は配られません。これも日本とちがうところですね。

プリント、ときにはipadなども使用して教育しているようです。

また、生徒個人個人によって言語を始め進度が様々なので、それぞれの進度になるべくあわせるように工夫して行っているようです。

Indivisualized educationというものだったと記憶しています。(また調べて後日記載します)

・昼食

バンクーバーの学校は給食はありません。基本的にはお弁当を持参する形です。

ただ、これも学校によりますが hot lunch programという昼食をオーダー、お金を払い、お昼時間に昼食が届けられるシステムはあります。

こういうhot lunch programを学校がしているかどうかはその学校のPAC(Parent Advisory Council) がとりまとめをしているかによります。

・PAC

上記のPACは日本でいうPTAと同じものです。

でも、日本のPTAと異なるのは必ず何か委員をする必要はなく、定例会のようなものも開かれていますが、出席も自由で、出欠票の提出義務、出欠票自体がありません。

私自身、まだ一回も定例会などに参加したことはありません、、

お知らせなどはメールやホームページでしらせてくれます。

・学童

学校主体の学童はなく、大体学校の校舎すぐちかくに民間の預かり施設があることが多いです。

子供を預けたい場合は各自この施設に事前に登録、お金を払って預かってもらっているようです。

おそらく月単位などかと思いますが、働いている保護者のかたも多いので、すぐ入れることは少なく、waiting listにのせて待つようです。

 

国が違えば教育方法、内容も違って当然で、わからないこと、戸惑うこともありますが

総じて親子ともに学校は気楽な場所になっています。

気楽な場所といってよいのかわかりませんが、、自由な雰囲気で、決まり事も少なく、

やはり気楽という言葉が一番に浮かびます、、まだ低学年だからかもしれませんが。